こんばんは、サラリーマンこあらです。
確定申告の時期が近づいてきましたね。
私も昨年、FX投資でかなりの利益を得ることができたので、確定申告が必要になっています。
そのため、そろそろ準備を始めようかと。
私の場合、FX投資に関しては大きく分けて以下の3つの収入がありました。
- 国内FX業者を利用した取引収入
- 海外FX業者を利用した取引収入
- 海外FX業者の取引に応じたキャッシュバック収入
(※取引収入にはスワップポイントを含む)
そのため、これら3つの収入について、確定申告を行う必要があります。
で、確定申告を行う場合、FX投資の収入は「雑収入」に分類されますが、税金面では、大きく2つに分類して行う必要があります。
(1)申告分離課税
(2)総合課税
の2つですね。
申告分離課税について
最初に(1)申告分離課税ですが、これは、1.の国内FX業者を利用した収入が当てはまります。
この申告分離課税の大きな特徴は、以下の通り。
- FXの収入を他の収入から分離して、税金を考える
- 税率が収入額にかかわらず一律で約20%(正確には20.315%)
- 損失繰越が3年間可能
まずは、国内FX業者を利用した収入について、この「申告分離課税」で申告する必要があります。
総合課税について
次に(2)総合課税ですが、これは、2.の海外FX業者を利用した収入と、3.の海外FX業者の取引に応じたキャッシュバック収入が当てはまります。
この総合課税の大きな特徴は、以下の通り。
- 給与収入などと合算した上で、税金を考える
- 税率が収入に応じて増加する累進課税
- 損失繰越できない
そのため、2.と3.の収入額を計算して、「総合課税」で申告を行います。
メモ
総合課税については、本来、給与収入なども合算して収入総額を算出し、適用する税率を考え、税金額を算出する必要がありますが、ややこしくなるので、給与収入は無いものとして、以下で計算していきます。
というわけで、ちょっと概算。
ざっくりと収入額を計算した結果、以下の通りになりました。
- 国内FX収入=3,500,000円
- 海外FX収入=4,200,000円
- キャッシュバック=160,000円
この収入額を元に、税金額を計算してみましょう♪
申告分離課税のもの
3,500,000円×20%=700,000円
総合課税のもの
(4,200,000+160,000)×30%-427,500円=約880,000円
※収入額が上記の場合、累進課税の税率は「30%」
※税率30%の場合、「427,500円」を控除して考える
そのため、今年のFX投資による税金額は
- 700,000円+880,000円=1,560,000円
になりそうです。(実際は、給与収入等も加味するので、30%より1段上の税率が適用されそうですが・・・)
いや、凄まじい金額だ(笑)
そして、この税金を納税することになるんですが、納税先は「国」と「市町村」の2つで、上記の金額を分けて納税する必要があります。
- 国には「所得税」として納税。
- 市町村には「住民税」として納税。
またまたザクっといきますが、
- 国内FXの場合の税率20%=所得税15%+住民税5%
- 海外FXの場合の税率30%=所得税20%+住民税10%
なので、上記の1,560,000円の税金は、
- 所得税=約1,100,000円
- 住民税=約460,000円
として納税が必要です。
ちなみに、所得税の場合は、確定申告のときに基本的には一括で納税、住民税の場合は市町村に一括または分割で納税となります。
そのため、所得税分の納税額は、少なくとも3月までに準備しておく必要があるんです。(どうしても納税できない場合は、延納も可能らしいですね。)
※住民税は、年数回に分けて納税することになります。
気が付きましたか?
そうなんです。
FX投資をして利益が出た場合、年末年始あたりに概算でも良いので納税額を算出し、投資資金から納税額分を確保したうえで、今年のトレードを開始しないといけないんです。
前年度の利益が確定する1月から納税が必要な3月までの間に、納税額分を確保せずにトレードしてしまうと、大きな損失が出た場合に、資金を失ってしまって、納税できない!なんてことに・・・。
税金の延滞・・・、恐怖ですね(汗)
私の場合、156万円というとんでもない金額を納税する必要があるため、この計算を誤ると、取り返しがつかないことになりかねません。
FX投資は、納税までが1クール。
大きな利益が出た場合でも、地に足をつけて、しっかり計算しながらトレードすることが大事ですね。
それでは、これから確定申告に向けて、必要な書類を準備しようと思います♪