どうも、サラリーマンこあらです。
先日の「FXトレードの戦略を、今から見直すべきか」の記事で、トレード手法を見直すべきか?ということを書きました。
現在1つのトレード手法に頼っているのですが、現在のトレード手法のほかに1つ、現在のトレード手法と異なるルールの手法を採用し、トレード手法を2本立てにした場合に、結果がどうなるのか、比較してみようと書いたところですが。
比較してみました!
比較したトレード戦略は以下の3通り。
戦略1
1つ目の戦略は、現在採用しているトレード手法のみで資金を運用した場合。
戦略2
2つ目は、現在採用しているトレード手法のうち、利食いと損切りのルールを少し弄ったトレード手法のみを使い、資金を運用した場合。
戦略3
3つ目は、上記の2つのトレード手法を両方とも使い、2本立てのトレード手法で資金を運用した場合。
ちなみに、検証内容の前提条件ですが。
検証の前提条件
- 当初資金は100万円
- ただし、上記「戦略3」の場合に限り、それぞれの手法に資金を50万円ずつ振り分けて運用
- 取引数量については上限を設けず、青天井で取引できると仮定
このような内容で、戦略1~戦略3の結果を比較してみました。
これまでのトータルを比較
まずは、2013年1月1日から2019年9月30日の6年9か月間、上記の3つの戦略で運用した場合に、100万円の資金がどうなっているか比較したグラフです。
上記で紹介した戦略1~戦略3に該当するグラフは以下のとおりです。
グラフの内容
- 戦略1:オレンジ「主軸手法のみ」のグラフ
- 戦略2:ブルー「改造Verのみ」のグラフ
- 戦略3:グレー「50万ずつ分散」のグラフ
戦略1「主軸手法のみ」のグラフを見ると、一時期、資金が1億円に達しており、最終的に8,000~9,000万円の資金となっていますね。
なので、この手法のみで運用した方が、最も資金増加すると分かります。
一方で、戦略2「改造Verのみ」のグラフでは、最終的に3,000万円程度の資金にとどまっています。
トータルで収支はプラスですが、仕事の早期リタイヤには、ちょっと物足りない。
じゃあ、その2つのトレード手法を2本立てで使用した、戦略3「50万ずつ分散」のグラフはどうか。
伸びは戦略1に劣るものの、右肩上がりで6,000万円に到達。
うん、悪くない。
「戦略1」の調子が悪い2019年で比較
次に、今回の見直しのきっかけとなった、今年2019年の状況を比較してみます。
グラフの作りは同じです。
戦略1「主軸手法のみ」は見事に横ばいですが、戦略2「改造Verのみ」が大きく成績を伸ばしているため、2本立てトレードである戦略3「50万ずつ分散」のグラフは右肩上がり。
結果、戦略3「50万ずつ分散」でも、資金量は1.5倍に増加している。
成績としては十分ですね。
戦略2の調子が悪い2013年で比較
最後に、もう一つ忘れてはいけない比較が、戦略2「改造Verのみ」の調子が悪い年の状況比較です。
戦略1「主軸手法のみ」の結果が悪い年については、上記の比較によって戦略2「改造Verのみ」が補完してくれることが分かりました。
では、その逆はどうなのか?
両方そろって結果が悪いなんてことはないのか?
その部分も確認しておく必要がありそうです。
ということで、比較した結果がこちら。
うん。
きちんと、戦略3「50万ずつ分散」ではプラス収支になっていますね。
結論
ちなみに、2013年~2019年の全ての結果を比較してみましたが、この6年間では、両方そろって成績が悪いという年はありませんでした。
これらのことを総合的に判断すると・・・。
トレード手法は、戦略3「50万ずつ分散」のように、2本立てにした方が良さそうです。
その理由は以下のとおり。
手法2本立てが良い理由
- 2本立てにすることで資金の伸びは鈍化するものの、仕事の早期リタイヤには十分な利益が得られる。
- 一方のトレード手法では成績が悪い年でも、2本立てにすることで確実な資金増加が見込めるため、「資金が伸びない」という不安や焦りが生まれにくく、精神衛生上、良い効果が見込める。
というわけで、トレード手法の2本立てに向けて、ちょっと準備しようと思います。