育児

2種類の「喜び」という考え方

どうも、サラリーマンこあらです。

最近聞いているオーディオブックで、こんな話をしていました。


この世の喜びには、2種類ある。

1つは「消費する喜び」、もう1つは「生産する喜び」。


「消費する喜び」とは、買い物で欲しいものを手に入れることや、有名店に美味しいものを食べにいくこと、チケットを手に入れて旅行に行くことなど、ラクで楽しいが、達成感が無いもの。

楽しさがすぐに得られて良い反面、達成感が得られないため、これだけでは虚しくなってしまうこともある。


「生産する喜び」とは、自分で作物を育てて収穫することや、芸術家が頑張って作品を創造すること、親が子供を育てること、大切な人に料理を作ってあげることなど、過程は苦しいけど、達成感が得られるもの。

ただ、達成感が得られるまで時間がかかり、苦しいとも言えるため、疲れてしまって虚しくなってしまうこともある。


そして、この2つの「喜び」は、どちらか一方が優れているとか、どちらか一方が良いというものではない。

過程が苦しくても、達成感を味わうことで「喜び」を得ることも大切だし、リラックスして、ただ単に「楽しい!」と思えることに集中して「喜び」を得ることも大切。

どっちも、すごく大切なんです。


この2つの喜びを聞いた時、自分の気持ちにストンと落ちて納得する感覚がありました。

なるほどなー、と。

そして、この2つの喜びを知ることで、今の自分が、どちらの喜びを得るために行動しているのか理解できるようになり、デメリットである「虚しさ」を感じたときの対処方法も分かった気がします。


さらに言うと、この考え方って、子どもの教育の場面でも、すごく重要だなと感じます。

例えば「お金」に関する教育をする場合。

  • 頑張って働いて、欲しいものが買えるくらいのお金を稼ぐこと=生産する喜び
  • お金を使って、欲しいものを手に入れること=消費する喜び


子どもって、どうしてもラクで楽しい方を求めがち。

だから、子ども本人たちの行動に任せていては、消費する喜びばかりを求めがち。

でも、片方の喜びばかり求めていては、いつまでも満たされないですよね。


子どもたちが、これからの自分の人生を心から楽しむために、この2つの喜びを得る方法を、さまざまな場面で体験させてあげること。

それが、親の責任なんじゃないでしょうか♪

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